別れさせ屋案件の調査で対象者の職場へ行って退勤するまで張り込んでね。
必死にちゃんと帰宅するまで尾行した人物が対象者じゃなかった時の気持ちってわかります?
って言われてもそりゃわからんよね…
今回はそんな話。
職場から出て来た所を確認して写真もバッチリ撮った!←対象じゃない人の。
マスクしてるけど目元が対象や!←違うけど。
でもなんか若干違う気もする…。←実はその勘は当たってたんよな。
とは言え靴もバッグも情報通り。←たまたま同じなだけ。これがまた厄介。
電車に乗って向かう方向も自宅の最寄り駅方面、帰宅時そっち方面に乗る人はあんまりおらんからこれは正に対象やん。←それもたまたま。マイナスの偶然が重なっとる。
自宅の最寄り駅に着く前に途中の駅で降りた!あれ?やっぱり違う人か?いや、不倫相手のとこ行くんちゃうか?←だったらメッチャ当たりやねんけど。
駅前のハンバーガー屋さんに入ってテイクアウト待ちしとる。←お土産に持って行くんやと思い込んでたわ。
バス停に並びながらおもむろにハンバーガーを立ち食いし始めた。←そう、この姿を見てこの人は対象じゃないかも…ってちょっと不安になり出したんやわ…。奥さんの居る家に帰るにしろ不倫相手の家に行くにしろ夜7時やしさすがに食事は一緒にするやろうと。食べ方というか行動が完全に彼女おらん男性の一人暮らし丸出しとるもん。
半信半疑で一緒のバスに乗り込む。←不思議なもんで遠目からやけど見れば見る程違う人に見えてくる…。かなり不安になった。
バスを降りて歩く事約5分、慣れた感じで自然にオートロックのマンションに入って行く。←これは結構な期間住んでる住人のさりげなさ!自宅感満載。
けども追ってたのがちゃんと対象で、ここが不倫相手の家ならええなという期待をちょっとだけしてる自分がおる。←悪あがき。
尾行終了。いやーあれはやっぱり違うなぁとか思って得られない達成感。←そらそうや。
なんでかわからんよ、なんでかわからんねんけど何かこう今までやってきた中での勘というか感覚やねんけど、尾行してる途中からずっとこう思ってた。
“やらかしてもた”
※調査員ブログ