自分の家族まで巻き込んでの大がかりな別れさせ屋案件の話。
対象の家族(子供2人、母親)と一泊のお泊り工作。
対象と温泉に入って、対象の家族と一緒に夕ご飯。
ウチの家族はこれが仕事だって知らない。
そして、ウチの子供達は学校を休ませてまで工作に参加させてる。
仕事の為に、子供の学校を休む指示を出して来るこの会社。
クレイジーだ。
そりゃウチの奥さんも怒るかと思ったら、仕事だから仕方ないって理解のある嫁。
だけど、ウチの家族はこの仕事を手伝って給料をもらえる訳じゃない。
担当者の言い分は、経費は持ってくれるんだから無料で旅行に行けるんだから良いだろうっていう言い分。
良い訳あるかい!!
って思うもの。
なぜなら、家族旅行にはなっても、家族で楽しめる訳じゃない。
対象に気を遣わなきゃいけないし、家族にも気を遣わなきゃいけない。
そして、ウチの家族も案件の内容は知らないけど、対象の家族に気を遣う。
普段、家では元気な子供達も、対象家族との旅行工作となると、気を遣ってくれてる事が分かる。
子供達に申し訳ない。
それでも協力してくれるからには絶対に成功させてお父ちゃん頑張ってるよ!!って心の中で思いたい。
案件の内容を喋れないんだから、頑張ってる姿を見せる事は出来ないのです。
忌野清志郎の歌に、ウチのパパは職場でちょっと違う。カッコいいっていう歌があるけど、職場のパパの姿を見せても、職場のパパの姿だって教えられないのも工作員の辛いところ。