初めまして、新人調査員です!
この間、話したこともない大大大先輩調査員の方と初めての調査に行ってきました。
調査中、推理がすべて的中する先輩。すごい。
先輩の推理力、調査力は神がかっていました。
先輩本人も「やっぱ頭の出来が違うのよ!俺の脳細胞が冴えわたって光輝いてる〜」と、ご満悦な様子でした。
まだ少し汗ばむ季節だったのですが、調査の合間に先輩が汗をぬぐうのに帽子を外したその瞬間――
ふと視界に違和感が。
――いま何か光った?
渋くて頼れる先輩。
けれど頭頂部だけは、少し頼りない…。
そうです、その頼りない所に夕日が反射しているではないか…!
その時、対象が出てきた!
ボク「先輩、対象者出ました!……(眩しくて)バレたらマズいんで、帽子お願いします!」
先輩が帽子をかぶる直前、もう一度キラリと光るあの場所。
――あれは、“物理的な反射”ではないかもしれない。先輩の言う”脳細胞が”光輝いているのかもしれない。
真実は、かみのみぞしる。
