とある先輩調査員と別れさせ屋案件の調査に行った時のポンコツとポンコツが掛け合わさった話を少しだけ。
対象が出てくるまでを粘り強く張り込みをし、しっかり出てきたところで、先輩と連携を取りながら尾行を開始する。
電車に乗り込んで乗り換えもし、しばらく追っていると...
電車が強烈に混んでくる時間で、対象の一部が見えるような厳しい状況。
ただ、この対象がどこで降りるかはある程度想定済み。
先輩から「対象見えてる?」と連絡があり、「ギリギリ見えてます。」と返す。
何駅かしてから「座っ」とだけが送られてきて、対象を見てみると座っているから「座っ」に続くように「てます」と送ってみると。
先輩から「助かった。」と連絡が入る。
先輩全然見えてないんじゃん。と心の中で思いつつ、次の降りるであろう駅に到着し、対象を目視してみると、なんと!そこには違う人がいるではないか!!!!!
言い訳をさせてください、すごく似ている人がいたんです!
「やべえ」と大焦りして先輩に連絡してみると、「え、対象追ってるんだけ、そっちはどこいんの?」と言われてしまう。
まさか、、あの先輩が追えているだと!?!?
やばいやばいと思って現場に直行すると、しっかり追い切った先輩が涼しい顔で待っていた。
先輩「いやぁ、あのLINEのお陰でちゃんと追えたよ、ありがとう。」
自分「ん?LINEですか?」
先輩「え、でますって言ってくれたじゃん」
自分「ん??そんな事ひと言も言った記憶ないぞ??」
先輩「ほら、てますって送ってくれたじゃん。それ見て出てるの確認して追えたんだよ?」
自分「...。それ『座っ』て来たから『てます』って送ったんですよ。」
先輩・自分「えwww」
こんな奇跡が相まって最後まで何とか追えることができました。
それにしても、この先輩調査員と調査に行くと、何かしら事件を作ってる気がするw