ある別れさせ屋案件の工作の様子。
対象者が走る。
調査員も走る。
工作員は近くのカフェで連絡が来るまでアイスティーを飲んで待機。
その間も対象者は走る。
釣られて調査員も走る。
工作員はアイスティーを堪能する。
対象者がお店に入る。
調査員は汗だくで息が上がってる。
お店に入ったという報告を受けて工作員は腰を上げてお店に向かう。
調査員からの早く来てくれの言葉。
早く行き過ぎるとタイミングが不自然になるかもしれないという工作員の言葉。
現場では調査員よりも工作員の言葉の方が優先される。
一生懸命追い掛けて来た調査員はご苦労さん。
一生懸命走って尾行した調査員は大変だった事を伝えて来る。
大変だった事を伝えられてもだから何?っていう状態が工作員。
尾行や張り込みの大変さは知ってるけど、それがそんなに嫌だったら工作員に昇進する試験にパスしなさいと思うだけ。
調査員が大変なのは知ってる。
でも工作員はもっと大変だ。
調査員程度の大変さでいろいろ言ってるだけじゃこの仕事は務まらない。
工作員は優雅に出動。
そして接触。
この仕事の手柄は全部工作員が持っていきます。
依頼者も調査を軽んじてるけど、現場の工作員はもっと調査員を軽んじてます。