待ち人

調査員

待ち人来たらず。哀愁漂う先輩たちの背中

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別れさせ屋と復縁屋業界トップの成功率を誇る(株)ジースタイルの調査員・工作員・担当者のスタッフが、実際に別れさせ工作や復縁工作の依頼を請け負い実働しているノンフィクションブログ。 実働しているからこそ起こるトラブルやアクシデントを掲載。 事実は小説よりも奇なりという現実を体験しているからこそ現場の状況をお伝えさせて頂いてます。

先輩工作員2人で担当している復縁屋案件があり、そのサポートをさせてもらうことになった。

先輩2人は今回の案件に強い思い入れがあり、熱量もいつにもましてすごい・・・

自然と私も力が入る

今回の私の役割は、居酒屋で対象と接触している先輩2人と、後から合流し調査・工作を行うというもの。

 

当初の段取り通りに指定された居酒屋で連絡を待つ

しかし、一向に先輩から連絡がない

おかしい、何かあったのかもしれない!

今私にできることは何かないのか?

しかし、むやみにこちらから連絡するのは憚られた

工作が順調であろうと、アクシデントが起こっていようと先輩たちなら何とかするだろう。

そう自分に言い聞かせて努めて冷静でいるようにした。

 

その間も時間は過ぎていく。

時間が経つにつれていよいよもってヤバいのでは?

最悪の事態が頭をよぎった瞬間

トントン

肩をたたかれた

振り返ると先輩2人がいた

2人の顔は明るくなかった

「……なにかあったんですか?」

「…………バックレられた(笑)リスケだってさ」

「……まじすか笑」

「帰ろうか」

「うっす」

申し訳なさそうに言う先輩達の後姿はひどく小さく見えた。

そんな先輩達を前にしてうまくフォローできるはずもなく、力なく一言

「お疲れ様です」

「……おう、お疲れさま」

先輩も力なく返す。

まぁ、こんな日もあるか・・・

 

 

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