この別れさせ屋案件は調査員がいくら調査しても別れさせの対象者が現れなかったようだ。
そういう時は工作員の出番。
対象に接触して、付き合ってる人がいるかを直接聞き出して、どの位のペースで会ってるかを聞き出しちゃえばいい。
対象から話しを聞き出すのは得意分野。
どこで接触すれば話しを聞き出せるかのポイント勝負。
調査員諸君が頑張ってくれたから対象は特定出来なかったみたいだけど接触がスムーズに進む。
ここから先は任せとけ。
別れさせの対象を暴いてやる!!!!!!!!!
意気揚々と対象に接触して話しも盛り上がり、いざ彼女の話しをすると別れたって…
えっ?
依頼前に別れてたって事?
とは言えない。
別れたって言われちゃった…
どんな彼女だったのか?の話しを聞いて、写真も見せてもらった。
スマホを撮影する訳にはいかないから写真を記憶してどんな女性だったのかを報告するしかない。
付き合ってた時の話しも聞けて、依頼者の話しも聞けちゃって、これって調査員がいくら探しても見つからなかった訳だ…
だってもう存在しないし…
なんなら対象から別れたみたい。
依頼者の話しは出なかったけど面倒くさいから当分彼女は要らないって言ってた。
工作員の立場としては仕事が上手くいったから困らない。
でも担当者はきっとビックリするハズ。
担当者をビックリさせる様な情報を聞き出せるのは嬉しいけど、これって対象者不在で終わりになっちゃうからせっかく仲良くなったのに一回だけ!?ってなってます。