今回、以前から聞いていた通称【酒飲み工作】と呼ばれる別れさせ屋案件の工作に初めて参加した。
今回の案件は対象と居酒屋などのお酒を扱う飲食店に行き、コミュニケーションを取りつつ情報や写真を撮るというもの。
酒飲み工作と言葉だけ聞くと一見楽しい工作のように聞こえるが、実際には非常に難しい工作。
第一に何が一番大変なのか?
それは…
常に周りに目を配り続けないといけないこと。
周囲の目線、対象の感情の機微、この後の展開とそのもって行き方etc・・・・
加えて、自分自身も少なからずお酒を飲んでいる状態なので、お酒に吞まれない警戒心。
多くのことに気を遣いながら目的を達成するのはなかなかに困難です。
常に気を張り続けながら工作するのは他の案件と変わりませんが、お酒を呑んでいるという一種のリスクを抱えながらの工作は、いつにも増して自分を強く緊張させていました。
そんな酒飲み工作を、今回は先輩工作員数人と行うことになり、自分を含めた数人の工作員は対象とは初対面であり、特に自分は人見知りな上に緊張しがちな性格なので、合流する前から緊張でガチガチになっていました。
対象と合流し、居酒屋で飲み食いしながら徐々に対象を出来上がらせて行く。
この間に、対象と話している工作員はとことんお酒を注ぎ、話していない工作員は対象の感情の機微を観察する。
そんな緊張状態の中、時間が経つにつれて対象も完全に出来上がり二軒、三軒とはしごしていくうちに自分の緊張も次第に緩んでいきました。
幸いなことにそれが功を奏したのか対象とうまく打ち解けて有益な情報を引き出し、よい雰囲気の中今回の工作を終えることができました。
※工作員ブログ