別れさせ屋案件の対象女性行きつけのカジュアルなbarに潜入。
対象女性と連絡先を交換すれば今日の工作は完璧。
厳しい審査を選ばれ抜いた男前2名で潜入。
対象女性の好みを加味し「クールビューティー担当」「オモシロ担当」が選抜対象。
もちろん僕はそのうちの「クールビューティー✨」じゃないほう!!!
若干不服ですが「オモシロ担当」に選ばれました☻
調査員から対象女性がbarに入店したと連絡があり、いざ工作スタート。
対象女性の横をゲットし、まずは工作員同士他愛も無い話をする。ここからカウンターの中の店員さんを巻き込んで話していく。実は、この店員さんとは、対象女性が来ない日にプライベートでこの店に通い、事前に仲良くなっている。
とある女性が来たら、僕達2人どちらがタイプか聞いて欲しいと事前にお願いしている。そして、その時が来た。
「このお兄さん2人ならどっちがタイプ?」
ありがとう、影の工作員!!対象女性はというと「え~やめてよ~」と言いながらもノリノリ。事前情報のとおりだ。こういったノリの女性は得意。そして、僕はこの手の質問で選ばれなかった事は無い。
「え~、クールビューティー君かな♡」
はぁ?
一連の流れを聞いていた別の店員さん(ちなみに打ち合わせしてない)も「私も!クールビューティー君がいい♡」と話に乗っかってきた。その後も話は盛り上がり、別のお客さんにまでどちらが良いかを聞き始めるも
最後まで僕が選ばれることは無かった。事前にこの店に通って下地を作っていたのは僕。この場を盛り上げているのも僕。クールビューティーをイジって笑いをとってるのも僕。なのに・・・さすがに傷心。その場では笑っていたが、心では泣いている。僕は完全にピエロ、そして空気。最終的に僕のオーダーが通ってないまであった。サーカスは2時間ほど続き、知らぬ間にクールビューティーが難なく対象女性の連絡先を入手していた。
すべてを担当者に報告をすると、オモシロ系男性社員達がこぞって慰めてくれました。
それと同時にモテない認定を頂き、今後、女性が対象者の工作に選抜されなさそうで切ないです・・・ピエロがいなかったらクールビューティーは全然面白くない事をみんなわかってない!!