調査員・工作員の裏側

ジースタイルスタッフ心の闇ブログ

gstyle_staff

現役時代の成功アベレージ82%の工作員。調査員から工作員の経歴を得て担当者に抜擢されるものの、担当者の抜擢を断りスタッフブログの編集長をしています。現場で起きた様々なアクシデントを発信する提案をして見事に社長から許可を得る。 実働時に起きたアクシデントを依頼者さんに共有する事で、実際の稼働内容を知ってもらいたいという提案をした時に、社長からもらった言葉は「発想が良いね」の一言のみ。 笑えないエピソードから笑えるエピソードまで実際に現場で起きたノンフィクションの内容を、「つまらない内容はボツにする権限」を頂きました。 笑いあり、涙あり、現場スタッフの生の声をお届けする(株)ジースタイルで唯一の【編集長】の肩書を持ちます。※注:編集長の給料は変わりません。

探偵たるもの目立たず、街に溶け込み、身を隠す。

 

これは調査の鉄則、いわば最初に覚えなくてはいけないことだ。

 

私は小さなころからその才能はあった。

 

今でも覚えている。

いや、忘れられないと言うのが正しいだろう。

 

遡るのは幼稚園の頃。

友達が少なく周りの子たちが集まって楽しそうにしていたのを僕は体育座りして眺めるだけたっだ。

-混ざりたいな。

でも話しかける勇気もない。

毎日毎日体育座りして見ていた。

 

ある日。

僕を見かねた先生がかくれんぼに誘ってくれた。

すごく嬉しかった。

入園して初めてみんなと遊ぶかくれんぼ。

-絶対に最後まで見つからないぞ!

-みんなに【すごい!】って言わせてやるんだ!

そんなことを思いながら遊具に隠れたのを今でもおぼえている。

 

まだ見つかってない。

あ、あの子が見つかった。

すぐそこに鬼がいる。

息をひそめて気配を消す。

まだ大丈夫だ。

 

-僕ってかくれんぼが上手なんだ!

とうれしくて笑みがこぼれた。

でも、ここは狭くて暗い。

一度ここから出て、様子をうかがおう。

 

すると、

かくれていたのは、

【僕一人だけ】だった。

さっきまで一緒にかくれんぼをしていたみんなは、

教室の中に戻り、先生の読んでくれる絵本を楽しそうに聞いていました。

 

ちょっと本気を出し過ぎてしまったのかもしれない。

100歩譲って周りの子達が気付かないのは仕方ない。

でも、、

先生まで僕の事を忘れるって…

そのくらい気配を消しすぎたんだよね。

かくれんぼ、上手だったんだよね。

 

当時まだ5歳に満たない子供ながらに【探偵】になる事を心に誓い、今があります。

 

なんか、このブログを書きながらちょっと泣きそうになりました。

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