鬼教官

調査

鬼教官に鍛えられる地獄の日々を繰り返すから得られたものもある。

gstyle_staff

別れさせ屋と復縁屋業界トップの成功率を誇る(株)ジースタイルの調査員・工作員・担当者のスタッフが、実際に別れさせ工作や復縁工作の依頼を請け負い実働しているノンフィクションブログ。 実働しているからこそ起こるトラブルやアクシデントを掲載。 事実は小説よりも奇なりという現実を体験しているからこそ現場の状況をお伝えさせて頂いてます。

ジースタイルの調査員は過酷な訓練を受けて一人前になります。

担当者が鬼教官だった場合、本当に鬼畜の所業に耐えているのです。

今でも忘れません。

調査中に雨が降ってきた。それも寒い冬に。

流石に長時間の張り込みをしていて出てこずだったので、担当者に「雨が降ってきたよ」とLINEを飛ばしてみる。

返事がすぐに来たと思ったら「良かったじゃん、シャワー浴びなくて済むね。シャンプー買った?」と鬼畜な返事。

「いや、傘じゃないんかい!」

張り込みをして6時間が経過後に「全然出てこないよ?」と送っても既読スルーされて、ひどい時には未読スルーで片づけられる。

未読だから忙しいのかなと思わせる作戦だ。

張り込みしてる調査員に労いの言葉はないんかい!!と思ってももちろん言えない。

こういう訓練が続けば、調査員だってなんとかしたいと思うのが正直なところ。

そんなこんなで編み出した技は、そう。

出てこない対象だって「早く出てこい」と念じるだけで、本当に出てくるという必殺技を習得してしまった。

こんな技を繰り返していたら、「お前行ってくれたら出てくるんだから行ってきてくれ」と有難くもない指名を受けることに。

対象が出てこないなんてザラなのに、出てきてくれるだけでマシと考えてしまう俺ってヤバイですよね。

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