待ち人

先輩

待ち人来たらず。哀愁漂う先輩たちの背中

gstyle_staff

現役時代の成功アベレージ82%の工作員。調査員から工作員の経歴を得て担当者に抜擢されるものの、担当者の抜擢を断りスタッフブログの編集長をしています。現場で起きた様々なアクシデントを発信する提案をして見事に社長から許可を得る。 実働時に起きたアクシデントを依頼者さんに共有する事で、実際の稼働内容を知ってもらいたいという提案をした時に、社長からもらった言葉は「発想が良いね」の一言のみ。 笑えないエピソードから笑えるエピソードまで実際に現場で起きたノンフィクションの内容を、「つまらない内容はボツにする権限」を頂きました。 笑いあり、涙あり、現場スタッフの生の声をお届けする(株)ジースタイルで唯一の【編集長】の肩書を持ちます。※注:編集長の給料は変わりません。

先輩工作員2人で担当している復縁屋案件があり、そのサポートをさせてもらうことになった。

先輩2人は今回の案件に強い思い入れがあり、熱量もいつにもましてすごい・・・

自然と私も力が入る

今回の私の役割は、居酒屋で対象と接触している先輩2人と、後から合流し調査・工作を行うというもの。

 

当初の段取り通りに指定された居酒屋で連絡を待つ

しかし、一向に先輩から連絡がない

おかしい、何かあったのかもしれない!

今私にできることは何かないのか?

しかし、むやみにこちらから連絡するのは憚られた

工作が順調であろうと、アクシデントが起こっていようと先輩たちなら何とかするだろう。

そう自分に言い聞かせて努めて冷静でいるようにした。

 

その間も時間は過ぎていく。

時間が経つにつれていよいよもってヤバいのでは?

最悪の事態が頭をよぎった瞬間

トントン

肩をたたかれた

振り返ると先輩2人がいた

2人の顔は明るくなかった

「……なにかあったんですか?」

「…………バックレられた(笑)リスケだってさ」

「……まじすか笑」

「帰ろうか」

「うっす」

申し訳なさそうに言う先輩達の後姿はひどく小さく見えた。

そんな先輩達を前にしてうまくフォローできるはずもなく、力なく一言

「お疲れ様です」

「……おう、お疲れさま」

先輩も力なく返す。

まぁ、こんな日もあるか・・・

 

 

※調査員ブログ

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現役時代の成功アベレージ82%の工作員。調査員から工作員の経歴を得て担当者に抜擢されるものの、担当者の抜擢を断りスタッフブログの編集長をしています。現場で起きた様々なアクシデントを発信する提案をして見事に社長から許可を得る。 実働時に起きたアクシデントを依頼者さんに共有する事で、実際の稼働内容を知ってもらいたいという提案をした時に、社長からもらった言葉は「発想が良いね」の一言のみ。 笑えないエピソードから笑えるエピソードまで実際に現場で起きたノンフィクションの内容を、「つまらない内容はボツにする権限」を頂きました。 笑いあり、涙あり、現場スタッフの生の声をお届けする(株)ジースタイルで唯一の【編集長】の肩書を持ちます。※注:編集長の給料は変わりません。

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