工作員が高難易度の復縁屋案件で接触をした時のお話。
ある対象に何回も接触を試みる工作のはずが、なかなか対象が出てこず...
出てきたとしても近くのコンビニに一瞬買い出しをしに行くだけなど、本当に家から出てこない難しい案件。
「コンビニで接触してくださいよ」、と依頼者から不満を言われたりするけれど、いつ出てくるか本当に分からないに加えて、たまに外に出るタイミングでコンビニで会って、どうしたら話食いついてくれると思うんですかと言い返したくもなる。
本音を言ってしまうと、工作員からしたら、こんなやつどうやって接触すればいいんだよ!と頭を抱えてしまうほど。
工作員あがりの担当者の立場としては、さすがにこの無理ゲーを工作員に指示するのは。。。
普通に生きていたら外に出るはずだし、何かしら特別な動きをしても良いはず。
ただ、対象者はほぼテレワークで交友関係も広くはなく、本当に一人で生きていける人なんだろうなぁという感じ。
幸いにも張り込みやすさマックスで、大通りの路肩に車を長時間停めていても大丈夫なところなのだが、何時間やっても対象が出てこないとなると話は別。
ただ、「依頼者がそれでもいいからコンビニで声をかけてくれと言っている」と担当者に言われてしまうから、数少ないタイミングで回数を重ねて不信感を与えない程度に接触を重ねていくと...
なんと対象が笑顔で話してくれるようになったではないか!!!
しかも世間話で会話も弾み、全く家から出ずにコンビニかウーバーばっかりと本人から言ってもらえるほど。
「そうだよね、全く家から出てこないんだからこんな場所で話しかけてるんですよ」と愚痴でもこぼしたくなったが、何とか接触完了。
依頼者にも満足いただけたそうで何よりでしたが、こんな接触難しすぎます。
今回はたまたま上手くいったから良かったものの、毎回こんな感じで言われても無茶ですよ...と思ってしまいます。
※工作員ブログ