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ぽっちゃり先輩の「大丈夫」という言葉ほど信用できないんです

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別れさせ屋と復縁屋業界トップの成功率を誇る(株)ジースタイルの調査員・工作員・担当者のスタッフが、実際に別れさせ工作や復縁工作の依頼を請け負い実働しているノンフィクションブログ。 実働しているからこそ起こるトラブルやアクシデントを掲載。 事実は小説よりも奇なりという現実を体験しているからこそ現場の状況をお伝えさせて頂いてます。

久しぶりに別れさせ屋案件の調査が深夜にまで及んだ時があってね。

しかも地方まで車で行ってて。

現場から会社まで帰るのに4時間ぐらいかかる感じ。

そん時に一緒だったぽっちゃり先輩が帰りの高速道路を運転してくれてたんよ。

そしたら

「眠くなってきた…」

って言い出した。

車も心なしかフラフラしている。

その後すぐ左にグワンと揺れる。

「ヤバイ!これが一番左車線やったら壁にぶつかってるとこやん!」

「というか一瞬寝たんちゃうん?」

「大丈夫ですか?」って言っても「大丈夫大丈夫」って言う先輩は誰が見ても大丈夫ではない。

だって目がトロンとなってるしまばたきがゆっくり過ぎるねん。

たいがい大丈夫じゃない人に限って「大丈夫」って言うやん。

気付いたら走ってる車線なんて車線と車線を区切ってる白線の上やし!

やっぱり全然大丈夫やあらへんのよ。

比較的深夜で車の量もそんなに多くないけど何台も大きいトラックがすんごいスピードで走っとる。

ぶつかったらこっぱみじんやでコレ。

「死にたくないんでとにかく次のサービスエリアで運転交代しましょう!」

と言うと

「大丈夫大丈夫」って。

「どこが?」「何が?」やわ。

頑なに大丈夫って言うのはなんなん?何のプライドなん?意味わからん。

結局トイレ行きたいとか言うてなんとかサービスエリアに寄ってもらったから運転を代わる事が出来るけどホンマここまで無事で良かったわ。

ぽっちゃり先輩には後部座席に乗ってもらい、運転席の位置調整してシートベルトしてエンジンかけて発車直前に「寝ててくださいね」って振り向いたらもう寝てた(笑)

「早過ぎるわ!ちゃんとシートベルトしてるからエエけども!」

ってそこそこ声出して言うたのに起きひん(笑)

運転中、ルームミラーでチラッと後ろのぽっちゃり先輩を見ると

シートベルトで体を押さえられ、首がちょいナナメ下に向いて両手広げて寝る姿は気圧が原因でふくらんだキリストみたいやった。

 

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