これは別れさせ工作で実際に起こった奇跡の物語
女性対象と接触して彼氏の情報を聞き出す大事な工作。
対象の都合上かなり限られた条件での難しい工作で責任重大.。
既に対象とは接触しており、一緒にご飯に行く仲にもなっているのだが恋人の話は一切してくれない。
その日は対象行きつけの居酒屋に飲みに行ったのだが、いくらお酒を飲ませても口を割らない・・・
これでは帰れない。帰ったら担当者に殺される。
焦りが頂点に達した時、追い打ちをかけるかのように居酒屋の常連さんが私達の席に勝手に座ってめちゃくちゃしゃべり始めた。
対象とも顔見知りらしく無下には出来ない・・・
そこからはもう常連さんのワンマンショー開催。
「話を聞きたいのはお前じゃねんだよぉぉぉぉ!!!!」
小一時間マシンガントークを聞いているうちにお開きの時間に。
正直、新しい情報は何も得られなかったただの飲み会。
退職確定。いや、殉職か。。
担当者に報告を済ませると社内の雰囲気は凍り付き、一瞬にして居場所がなくなりました笑
そして、次の策を考えるため再度女性を調査することになりました。
調査員達の「〇〇君(僕)が彼氏の事、聞き出してくれないから調査頑張ってくるよ~!ごちそうさま~!」と調査員達からの圧が重くのしかかる・・・
が、そんな圧も吹っ飛ぶ事が起きた。
なんと、調査員達が対象が彼氏と思われる男性と腕を組みながらお出かけするところを激写してきた!!
共有された大量の写真。
・・・あれ。
なんだこの違和感。
ん?
あ”ーーッッッ!!!!!!
この人知ってる!!!!
あの時の居酒屋の常連さんじゃん!!!!
え・・・
てか、2人付き合ってたの⁉
僕はこのおじさんの情報を聞き出そうと頑張っていたのか・・・
この間、勝手に名前もどの辺に住んでるのかもペラペラしゃべってくれてたじゃん・・・何なら性癖まで聞かされたわ!!!!
デートを尾行中の調査員から「なんかあの居酒屋に行きそうじゃない?」と追い連絡。これは現場に直行するしかない!!
もう一人の工作員と一緒に居酒屋に入店。
偶然を装って4人で飲み、もう一人の工作員が男性対象と連絡先をゲットしその日はお開きに。
なんとか良い結果で終わることが出来ました・・・
担当者からは笑顔で「いや~良かったわ✨前回、会社のお金で飲食しただけで結果出ないとか、どう粛清するか考えてたところだったの。首の皮一枚繋がったね♪」
え、マジでヤバかったやつ?
